自分が出来る事にベスト(死力)を尽くし、出来ない事は人の力を借りましょう
人生はニャンとかなる!出版社: 文響社
「頼るのは恥じゃない」より引用(全文)
マルクスがロンドンで「資本論」の1巻を書いている時、友人であり共同研究者のエンゲルスはマンチェスターにいました。その理由は、子供がたくさんいるマルクスの生活費を助けるために出稼ぎに行っていたのです。
マルクスが資本論の1巻を書き終えた時、エンゲルスはマルクスにこんな手紙を送っています。「あなたの活力が不足しないように、とりあえず2ポンド紙幣を7枚だけ同封します。合計35ポンドになるよう追加で送金するつもりです」
マルクスも負い目を感じるのではなく、エンゲルスに報いるためにも仕事に全力を尽くしました。不運にもマルクスは「資本論」を書いている途中で亡くなってしまいますが、エンゲルスはマルクスの遺志を継ぎ、遺稿を元に「資本論」の2巻・3巻を完成させました。
自分が出来る事にベストを尽くし、出来ない事は人の力を借りましょう。そうする事が最終的には多くの人の為になるのです。
所感
「エンゲルスはマルクスの遺志を継ぎ、遺稿を元に「資本論」の2巻・3巻を完成させた。」この言葉が私の心に響いた。
高杉晋作は吉田松陰の遺志を継いで、行動に出た。戸田城聖は牧口常三郎の遺志を継いで、行動に出た。文鮮明師はイエス様の遺志を継いで、行動に出た。
私は、世界革命運動の共産主義者の教典とも言うべき「資本論」の著者、エンゲルスとマルクスからの教訓を大いに学ぶものである。
「自分が出来る事にベスト(死力)を尽くし、出来ない事は人の力を借りましょう。」